インフルエンザ予防接種に効果なし?それはウソ(デマ)です。

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寒い時期になると必ず話題になるインフルエンザの予防接種。

予防接種は医療保険適応外なので、自分ひとり分ならいいのですが、

家族全員分となるとそれなりの金額になりますし、

「去年、受けたのにインフルエンザにかかった!」

などという人が身近にいた場合、どうしようか悩みますよね。

しかし、「インフルエンザのワクチンに予防効果がない」というのは間違いです

そのような噂が発生した原因を調査し、

インフルエンザの予防接種とはどういうものかを考え、

予防接種をするか、しないかを決める情報にして頂きたいと思います。

 

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予防接種を決断すべきタイムリミット

インフルエンザは毎年12月~3月頃に流行し、1月~2月に流行します。

インフルエンザの予防接種は12月中旬ごろまでに受けるべきとされています。

 

予防接種を受けても、インフルエンザにかかる訳

インフルエンザの予防接種はインフルエンザウイルスの「感染」を100%抑える、という働きはありません

しかしインフルエンザワクチンには、「発症」「重症化」を抑える効果が認められています

どういうこと!?でしょう。

インフルエンザウイルスは口や鼻から入ってきます。そして体内で増殖します。

この状態を「感染」といいます。

ワクチンを打っていても、ウイルスが体内に入ってきたり、増殖を抑える完全に抑える働きはないのです

感染後、発熱や喉の痛みなどの症状が出ることを「発症」といい、

中には肺炎や脳症などの入院が必要な状態になることもあり、「重症化」といいます。

ワクチンの最も大きな効果は、この「発症」や「重症化」を予防する効果です。

予防接種をしていてもインフルエンザにかかることはありえますが、

もし受けていなかったら、重症化していたかも知れないのです。

 

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ワクチンが効かないという噂

2015年8月末、「インフルワクチン:乳児・中学生に予防効果なし 慶応大など、4727人調査」

というタイトルの新聞記事が出ました。

発表当時、相当インパクトがあったようで、病院への問い合わせも多かったそうです。

この報道の元になった論文は次のようなタイトルです。

「Effectiveness of Trivalent Inactivated Influenza Vaccine in Children
Estimated by a Test-Negative Case-Control Design Study
Based on Influenza Rapid Diagnostic Test Results」
(文献はこちら)

専門用語をすっ飛ばしてタイトルを訳すと

「インフルエンザと診断された人から算出するワクチンの有効性」

といったところでしょうか。

注目していただきたいのは、新聞のタイトルのような

「ワクチンに効果がない」という趣旨で書かれた論文ではないという事です。

論文の内容を確認しましたが、どちらかと言うと、

「小学生には効果が認められた」方が趣旨となっているように思えました。

そして、論文中には幼児の有効性が低くなった考察もされています。

・他の研究では幼児への有効性が確認されている。

・予防接種をしている幼児は家族も予防接種をうけているケースが多く、
間接的な防御効果がワクチン有効性のデータを正しく評価していないかも知れない。

また、中学生で効果が低かった要因として、

・データ数が少なかった。(A型インフルエンザばかりだった)

ともされています。

13歳の中学生からは予防接種は1回で済むようになっています。

論文中でも

・1回より2回の方が効果的だった。

ともされていますので、逆に言えば、

「中学生でも2回打てば効果的」とも考えられます

 

まとめ

インフルエンザの予防接種は感染を抑えるものではなく、

重症化することを防ぐものだと理解しましょう。

副作用についても0%ではありませんが、

「交通事故が心配だから外出しない」という人はあまりいませんよね。

予防接種はたくさんの人が受ければ受けるほど、予防効果が高まります。

個人的な体験談ですが、

実際に冬場にこどもが発熱して病院に駆け込んだ時、

予防接種を受けていたお陰で入院せずに自宅療養にできた経験があります。

予防接種は受けられるなら、受けたほうがよいと思います。

 

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