ぎんなん(銀杏)の栄養と効能。民間療法から最新研究まで

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秋も深まれば、銀杏並木も色付き、

ビールのお摘みに出てくると嬉しくなる「ぎんなん」

子供の頃はなかなか苦手で、茶碗蒸しを最後まで食べるのに苦労しました。

個性的な味だけに、大人になると美味しく感じる不思議な食べ物。

ちょっとエグみを感じるので、なんだか特別な効能がありそうだと思いませんか?

ぎんなんの栄養素と伝承的な薬効から最新の研究まで、ご紹介します。

 

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ぎんなんの栄養

ぎんなんには、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンB群などの

栄養価が高いように紹介されている記事を見かけますが、

それは、ぎんなん100gあたりの栄養素量であって、ぎんなんは100gも食べられません!

後ほど詳しく説明しますが、大人でも大量に食べると中毒を起こします。

だいたい、1回に食べるぎんなん(ゆで)の量は10粒で16g程度です。

そうすると栄養素はほとんど無いに等しい数字になります。

 

アーモンドなどのナッツ類と比べると、脂質も少なく低カロリーです。

10粒のぎんなん(ゆで)のカロリーはたったの28kcalしかありません。

 

ぎんなんの中毒

ぎんなんには「メチルピリドキシン」という成分が含まれています。

メチルピリドキシンはビタミンB6と構造がよく似ていて、ビタミンB6の邪魔をするので

ビタミンB6の欠乏症を引き起こします。

戦時中に中毒になった人が多く出たようですが、

それはおそらく、食べ物が不足して栄養失調状態の上に、大量にぎんなんを食べてしまったからだと思われます。

現在では、ビタミンB6が欠乏している人はほとんどいませんので、

よほど大量に食べない限りは中毒症状は見られないようです。

しかし、10歳未満の子供には中毒症状が出ることがあり、

5歳未満には食べさせない方が良いと言われています。

 

子供の頃、苦手だったのは、本能的に毒を感じていたのかも知れません。

子供がぎんなんを嫌うのは理にかなっていますね。

 

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ぎんなんの効能

なんだか、栄養も無いのに中毒の可能性もあると聞くと、

まったく良いところがないように感じてしまいますが、

そんなことはありません。 ちゃんと凄い効能がありました!

 

ぎんなんの民間療法

ぎんなんには伝承的に次のような効能が挙げられています。

 

・鎮咳、去痰

咳を鎮めたり、タンのキレがよくなるそうです。

 

・滋養強壮剤

何となく、あの独特の味から滋養強壮って言われると、効きそうな感じしませんか?

何となく、食べ過ぎたら鼻血が出そうな感じ。

滋養強壮と鼻血に因果関係は無いと言われていますが、あくまでそんなイメージですよね。

 

・夜尿症、頻尿

以外な働きですが、尿の量を減らすそうです。

これは炒ったり、ゆでたぎんなんの作用で、生の場合は逆に利尿に働くそうです。

注目の最新の研究

科学文献で「ぎんなん」を検索すると、圧倒的に「銀杏の葉」に効能が多くヒットしてきます。

なかなか「ぎんなんの種」の部分の研究報告は見当たりません。

それでも、懸命に探すと2015年の最新の研究報告を見つけることが出来ました。

その報告によると、

ぎんなんには特徴的な多糖類が入っており、

その多糖類は免疫作用を調整してがん細胞の増殖を抑えたり、

がん細胞が自然に死滅へ誘導する働きがあることが分かっています。

実際に中国では、臨床的に胃がんやメラノーマの患者さんにこの多糖類が

治療に使われてきたことが報告されています。

 

大人になるとぎんなんを美味しく感じるのは、

自然とがん予防を行えるように、体が反応してくれているお陰かも知れませんね。

そう考えると、なんだか不思議な感じがしますよね。

 

まとめ

ぎんなんの効能を考える時は、栄養素で考えない方がよいでしょう。

食べられる量が限られています。

ぎんなんの伝承的な効能も参考にしてみるのも良いですが

やはり、最新の研究成果が一番期待できます。

何といっても、ぎんなんをお摘みに一杯やりながら、がん予防までできている!?とすると、

もの凄く得した気分で飲めますからね。

 

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