コラーゲンドリンクは効果ある?商品開発側からみた事情

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美容といえば「コラーゲン」と言われるくらい知名度が高い食材。今や様々な商品が手軽に利用できるようになりました。 なんとなく飲んでいるコラーゲンドリンク。 本当に効果があるのか気になりませんか? 今回は独自に調査するだけでなく、商品のつくり手側の事情もご紹介したいと思います。

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コラーゲンの種類

コラーゲンの種類には大きく分けて動物(豚)由来と魚由来があります。 狂牛病の問題があってから牛由来のものは姿を消しました。 豚は豚皮、魚は皮や鱗が減量になっています。

 

コラーゲンはそれらの原料を煮だし、酵素や酸で分解し、精製して作られます。その過程でどこまでコラーゲンが小さく分解されているか、またどこまで精製して匂いを抑えているか、がメーカーによって異なります。

主要なコラーゲンを供給している会社は100社以上あります。 コラーゲンの特徴をまとめると下の表のようになります。

表1

 

 

 

 

しかし、ドリンクにすると味がストレートに口に広がってしまうため、匂いが控えめな魚由来のコラーゲン(フィッシュコラーゲン)が採用される事が多いです。 原料としてはコスト高になるのですが、やはり味の面と魚由来の方がイメージが良いようで、主流となっています。 ただ、コラーゲンとして機能では豚由来と魚由来では殆ど差がないと思っても良いと思います。 今のところ機能性を比べてどちらが優れていたというデータを見たことがありません。

 

コラーゲンと分子量

コラーゲンの原料で差別化が進んでいるのは、コラーゲンを「どこまで小さく分解したか?」を示す「分子量」という言葉で示される数字です。 数字が小さければ小さいほど、細かく分解されていて吸収も良いとされています。 現在、最も一般的なコラーゲン(ペプチド)の分子量は3000前後です。 分子量は平均した数値(平均分子量)で示されますので実際には1000~5000といったところで、1000や2000の違いはさほど大きさ差ではないと考えます。

 

コラーゲンドリンクの開発の難しさ

上記のようなコラーゲンドリンクを作る上で大きな課題になるのは次の2点です。

①特有のコラーゲン臭をどこまで感じなくさせるか

②保存安定性

先ほど、魚由来のコラーゲンは匂いが控えめと書きましたが、それでも特有の匂いがあります。 他の健康素材とちがいコラーゲンは1本のドリンク(約50ml)に2000mgや多いもので5000mgという量を配合しなければなりません。 ですので、コラーゲン臭を隠すのは至難の業になります。

また、吸収を良くしようとして、分子量を小さくし過ぎると苦味が出てきたり、賞味期限(通常は製造後1年)の間に茶色に変色が進んでしまうなどの保存安定性にも課題が出てきます。

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コラーゲンドリンクはなぜ売れる?

 

 

そのような苦労を重ねて開発されるコラーゲンドリンク。 そもそもなぜドリンクにする必要があるのでしょうか? その理由は次の2つ。

①コラーゲンを手軽に「グイッ」とワンアクションで摂れる

②効きそうな感じがする

5000mgのコラーゲンの粉末はスプーンで3,4杯。 自分で溶かして飲むタイプもありますが、毎日溶かして飲むのも洗い物が出たり、面倒な事も。 手軽に飲めるドリンクタイプはその点でメリットがあります。

そして、何より飲んだ時にコラーゲンが体にしみわたっていくようなイメージがするのがドリンクです。「効きそう!」と感じられます。 また、各社の製品にはコラーゲンだけでなくヒアルロン酸や植物エキスなどの副素材も入っていて、これも「効きそう!」と思わせてくれます。

しかし、コラーゲンの種類でも書きましたが、ドリンクであっても粉末であっても、コラーゲンの機能に関しては全く変わりません。 どちらを使うかは単純に使い勝手で判断すれば良いです。

 

実際に効果があるの?

コラーゲンの種類や液体、粉末であってもコラーゲンとしては変わりませんが、コラーゲンを摂る事でお肌への効果はどれくらいあるの? という疑問があると思います。

幾つかのテレビ番組などでも「コラーゲンは摂っても意味が無い」などと取り上げられる一方、各社のCMがバンバン流されているのが現状です。

コラーゲンを摂って、お肌への効果を科学的に実証しているのかどうか? 海外論文で検索調査を行ってみました。

すると、世界的にも関心の高い話題なのか、この数年の間にヒトを使った実験の論文が幾つか発表されていました。

基本的には「コラーゲンはお肌に対して有効」とされています。論文をまとめてみると、

摂取量 : 2.5g ~ 5g

期 間 : 摂り始めてから4週間から8週間

効 果 : 乾燥肌の改善、目元のシワの改善など

有効性は実証されていましたが、残念ながらコラーゲンドリンクのCMなどで、「飲んだ翌朝に実感!」という事は無いようです。 やはり気長に続けることが大事なようですね。

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2 Responses to “コラーゲンドリンクは効果ある?商品開発側からみた事情”

  1. 子育てパパ より:

    投稿有り難うございます。お役に立てる情報提供を続けたいと思います。

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